クロ・レオ キュヴェ カロリーヌ コート・ド・カスティヨン

Clos Leo Cuvee Caroline Cotes de Castillon

全ての作業を完璧に行いたいので、普通の生産者に比べると数倍仕事をしています。しかし、生産量は他のシャトーに比べると2,3割しかありませんが・・・・・
畑では、化学肥料を使わず、堆肥を使い、除草剤を使わず別の方法で除草をしたり、ビオディナミではありませんが、畑が良いコンデションになるようにコントロールしています。
又ヴァランドローのテュヌヴァンさんやオーゾンヌのヴォーチエさんもたまに畑に来てアドバイスをしてくれました。(ファーストヴィンテージ時にはテュヌヴァン氏は収穫前、毎週来て一緒に葡萄を食べ収穫時期を決めました。)醸造所はTCA等の汚染を防ぐ為に、問題物質のある材料は使わず、自然の素材を使っています。


0.82ha。コート・ド・カスティヨンは、サンテミリオンから同じ土壌が続く、緩やかな丘陵地で森も多く、秋にはセップも採れる場所です。ワインはボルドーの伝統的な造りをしている生産者が多くいてますが、近年はサン=テミリオンのシャトーもカスティオンでワインを作り始めています。(ベコ・ネイペルグ・ドーノンクール・ヴェレット・プリセット等々)
粘土は全体の力強さを、石灰はフィニッシュに繊細な酸をワインに与えます。特に粘土の多い場所にメルロー、石灰の多い場所にカベルネ
フランが植えられています。北向き斜面の粘土石灰質土壌なので、甘いワインは作れませんが、力強く綺麗な酸味のワインを造れる土壌です。

平均樹齢
40年

栽培
出来るだけ機械などを使わず、人の手で出来る作業は手で行い、ブドウがストレスを感じない栽培方法。

収穫
手摘み。畑でよい房だけを選び、その房の問題のある粒を取り除く作業を行っています。

醸造
新しい技術は使わず、土壌に合った栽培方法を毎年試行錯誤しながら作業しています。昔からワインを造っているシャトーは長年の経験と研究の結果、毎年美味しいワインを造ることが出来ていますが、私は2002年から始めたばかりなので、まだ土壌に合った醸造方法が見つけられていません。初ヴィンテージから毎年醸造方法を変えているので、毎年ワインのスタイルが変わっているのもそのためです。

熟成
全てフランス製の樽で熟成。年によっても変わりますが16ヶ月から19ヶ月間。2007年よりブルゴーニュ樽を使用。理想は力強く繊細なワインです。以前は新樽率60%以上でしたが2007年から30%に落としました。理由はこれくらいの量の方が樽からのタンニンや香りが、私のワインと合いもっと複雑な香りになっていると思います。

日本の消費者向けのコメント
クロ・レオの味は濃いので、お肉と一緒に飲むのがベ
ストです。焼き肉やステーキと一緒に飲んで、ライオンになって
ください。また飲む3時間前程に一度味見をして、もしきついと
感じられたらデキャンタに移し、問題が無ければ匂いの無い場所で保管して下さい。